富士登山
 
   日時     2004年 8月27日〜29日
   参加者   梶原・西野・富永・高岡・花谷・八田
 
   8月27日
     夜9時30分美原を出発する。最大の関心は台風16号の動向だった。中央自動車道
     の諏訪を過ぎた頃から星が見えはじめ、花谷さんがオリオン座を見つけてくれ恒星
     で一番明るいシリウスも燦然と輝いて大阪では見られない星の多さにびっくりしました。
     しかしこのまま晴れて欲しいという願いも空しく、大月ICでは無常にも小粒の雨が車の
     フロントガラスに打ち付けられて・・・・・・。
 
   8月28日 
     早朝5時富士山五合目に到着、つかの間の晴れ間があり黒々とした富士山頂上が
     仰ぎ見られましたので、もう見られないかもしれないと思い記念撮影をする。
     6時に登山を開始する、外国人が多く速いペースで私達を追い越していくが絶対に
     ばてるから後で追い越せると思いながらやり過ごす。
     七合目あたりからは、私達のメンバーにも高山病特有の顔や手が黄色くなっていくの
     がわかる、心臓の動悸も激しくなり喘ぎながら登る。
     心配していた霧が出始める八合目では雨になった為全員雨具を着用することにする。
     その為余計に疲労する。富永さんは杖をついて苦しそうだ。
     先頭を行く私と花谷さんが九合目を過ぎたのに気づかず最後の力を振り絞って雨と
     濃霧で濡れた岩の石段を登る、平らになった・・・・そこが頂上だった。
     すると、何ということかあれだけ私達を苦しめた雨が止んで濃霧も急速に晴れわたり
     真っ青な空が出現したではありませんか。真っ白な雲海が眼下に広がりまるで夢
     のよう、思わずバンザイを叫ぶ丁度10時30分だった。
     メンバー全員が頂上に揃う、苦しかったことが吹き飛んでしまった、頂上では高岡
     さんが杖に焼印を押してもらうためにお鉢周りを半周したり、記念撮影をして1時間
     を過ごす。
           頂上での物価
              缶ビール 350ml ・・・・・・・・600円
              ペットボトル 500ml ・・・・・・500円    
              酸素(高山病用) ・・・・・・・・1600円 (下界では600円)
     12時30分下山を開始する、下山道は火山灰のジグザグの道を嫌になるほど繰り
     返し繰り返し下る。登山靴が火山灰にめり込んで歩きにくい、膝が笑ってくる何度
     も足をとられてしりもちをつく人が現れる。
     八合目からはまたもや霧が出始める、七合目では小雨六合目では本降りとなった
     が疲労感から雨具をつける気になれず・・・五合目に帰着したのは午後3時でした。
     ボトボトの服を着替えることが出来ず、寒かったので車のヒーターをガンガン効かせ
     てホテルへ急ぐ。
     ホテルのお風呂のお湯がなんと温かかったことか。
 
   8月29日
     台風16号の影響からか朝から雨のため、早朝ランは取りやめにした。そのかわり
     昼までは、富士五湖のうち河口湖を巡り、本栖湖、精進湖、西湖付近にある洞穴
     めぐりをする。洞穴には氷が残っており肌寒く感じました。
     昼過ぎから一路大阪美原への帰途についた。
     諏訪湖SAのソフトクリームは粒子が細かくとても滑らかで舌ざわりがよかった。
     美原への無事帰着は午後6時30分でした。
  
  
   所感
     今回の富士登山は、台風16号の影響を受けた登山でしたが、頂上では快晴に
     めぐまれて初登頂の、西野さん、花谷さんはとてもラッキーであったと思います。
     しかし行程は車で夜行であったため、睡眠不足は免れずその為にすぐに疲労し
     てしまい高山病の併発にもなりかねず、つらい思いを舌のではないかと思います。
     十分な睡眠をどのようにしてとるか、今後の課題になりました。
     ともあれ今回は予定どうりと登頂し、無事帰着できたので良しとしようと思います。
                                             
                                        八田 武士
 
       
 
     

5合目登山前の元気な姿

頂上から見た晴れた空と雲海

頂上に立つ花谷さん

頂上お鉢の縁に立つ八田

頂上の小高い火山岩

噴火口の中

頂上での記念撮影

頂上での記念撮影

風穴の中の氷

風穴の入り口で

5000円札の裏の印刷されている場所

晴れたときの景色の看板